生殖器における
悪性腫瘍(がん)
腎臓がん
腎臓にできるがんのうち腎実質の細胞ががん化し悪性腫瘍になったもの。腎盂がん(腎盂にある細胞ががん化)とはがんの性質や治療法がまったく異なるため区別されます。
特徴的な症状はなく小さいうちは無症状のため健診や他の病気の精密検査などで偶然発見されることがほとんどです。
腫瘍が大きくなると血尿、背中・腰の痛み、腹部のしこり・痛み、食欲不振などの症状が生じることもあります。
膀胱がん
膀胱は尿をためる袋状の臓器でその粘膜より発生するがんです。
男性は女性とくらべ3倍の発生頻度であることが報告されています。
また喫煙も膀胱がんの発がんリスクであることがわかっています。
症状でもっとも多いのが血尿です。特に痛みを伴わない血尿は要注意ですので早めに受診してください。
前立腺がん
前立腺がんは世界的にみても非常に発生頻度が高い疾患であり、日本においても近年もっとも増加しているがんの一つです。増加の原因としては「高齢化」「食生活の欧米化」「PSA検査の普及」などが考えられます。初期の場合症状がまったくないことが多いため早期発見が可能なPSA検査をうけることをお勧めします。